2005-01-01から1年間の記事一覧

小説 『白いへび眠る島』 三浦しをん 角川書店 エッセー 『憲法を変えて戦争に行こう という世の中にしないための18人の発言』 岩波ブックレット No.657 『小学生日記』 hanae 角川文庫映画 “TOKYO NOIR" “くりぃむれもん” 本を読む暇なんてねぇ! と叫ばざ…

憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657)作者: 井筒和幸,木村裕一,黒柳徹子,辛酸なめ子,中村哲,半藤一利,松本侑子,美輪明宏,森永卓郎,吉永小百合出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (64件) を見る

憲法前文と9条は美しい。と、改めて読んで思った。 特に前文には感動した。 日本国民は、〔中略〕政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、〔中略〕恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚…

家出のすすめ (角川文庫)作者: 寺山修司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/01/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (61件) を見る

恥ずかしながら、寺山修司初読でした。よかったです。 家出や反俗、悪徳と自立を薦める、寺山流青春論。「書を捨てよ、町へ出よう」とアジテーションした、かつてのオピニオンリーダーが、家出や反俗、悪徳と自立をすすめる、寺山流青春論。 私がインドへ行…

海の鳥・空の魚 (角川文庫)作者: 鷺沢萠出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1992/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (26件) を見る

やっぱり素晴らしい作家をね、なくしたよね。もっと、作品を一杯出してから、死んでほしかったね。いや、いいんだけど。 そりゃぁ鷺沢さんの。ね。人生ですから。 だけど、やっぱり、素晴らしい作家ですよね。 上手いというか。上手い。 ものすごい短編集で…

小説 『ひな菊とペパーミント』 野中 柊 講談社 『ためらいもイエス』 山崎マキコ 文藝春秋エッセー 『ミリオネーゼの手帳術』 佐々木かをり ディスカヴァー 『仕事を楽しめれば人生は楽しい!』 中山庸子 原書房 『うわの空 ドイツその日暮らし』 上野千鶴…

今日は本屋を探索に。久しぶりに。北千住に行ってみた。やっぱり満足できるほどの本屋は存在せず。新宿行かなきゃ駄目か…。 しかしもちろん近頃本屋にちゃんと行っていなかったから、いろいろ発見があって面白かったことは確か。 まずは買いたかった「BRUTUS…

小説 『コイノカオリ』 角田光代他 角川書店 『あなたと、どこかへ。』吉田修一他 文藝春秋[:読書:]エッセー 『なぜ仕事するの?』 松永 真里 角川文庫 『「勝ち組女」の成功術』 和田 秀樹 マガジンハウス 『見た目診断』 おおたうに 株式会社産業編集セン…

あなたと、どこかへ。 eight short stories作者: 片岡義男,甘糟りり子,林望,谷村志穂,角田光代,石田衣良,吉田修一,川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (44件) を見る

よろしくないことに、今月、未だ3冊しか本を読んでいない。どうも私、死んでいますね。 やる気がないことがこれで分かる。 人生にやる気がないんだな。 で、やっと読んだ一冊は、とてもよかった。 なんだか幸せな気分にさせてくれた。 日産の企画物なので、…

小説 『葉桜の日』 鷺沢萠 新潮文庫 『ウェルカム・ホーム!』 鷺沢萠 新潮社 『PAY DAY!!!』 山田詠美 新潮社 『極め道 爆裂エッセイ』 三浦しをん 光文社 エッセー 『そんなつもりじゃなかったんです THEY THEIR THEM』 鷺沢萠 『Art Activism』 北原恵 イ…

異性愛をめぐる対話作者: 伊藤悟,簗瀬竜太出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 1999/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

女性学を学ぶなら、避けて通れないのが、異性愛・同性愛・愛について。異性愛は「普通」「常識」「あたりまえ」なのか? 自分が異性愛であるということを認識することなんてそうない。 だけど、異性愛って普通なんかじゃないってこと。認識したほうがいい。 …

アート・アクティヴィズム作者: 北原恵出版社/メーカー: インパクト出版会発売日: 1999/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

芸術における女性の排除と、それに対する活動。差別に関する暴露と、そこからの脱却を目指すアーティストの活動 が書かれた芸術に関する女性学の本。 スー・コーの言葉「みんな『なぜ、こんなに否定的なの?』っていう。でも私にとって、現実を暴くのは否定的…

桃色トワイライト作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/08/06メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 14回この商品を含むブログ (92件) を見る

いつも参考にしている本好きの本屋でバイトしてるあさこさんの ブログ“コウカイニッシ。”で知ったのは!喜びのニュース。 三浦しをんのエッセーがまた単行本化されました。 うれしい☆ 三浦しをんの妄想爆発なエッセーはマジで面白い。 大好き。 そして小説を…

PAY DAY!!!作者: 山田詠美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/03/25メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 843回この商品を含むブログ (29件) を見る

マム、始まりはキスよ、ベッドからじゃないのよ。そして、男の人が必要なのは暑い夏じゃなくて、暖めてもらいたい冬なのよ。 (P21) 馴染んでいない好ましいものは、いつだって、人の気を引く。(P49) なんてことだ。悲しみが、彼女の声を聞ける喜びを引き…

出すぎた杭は打たれない―福島瑞穂対談集 (シリーズ女の決断)作者: 福島瑞穂出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1994/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

まずタイトルに惹かれる。 ありがちなタイトルだけど。 出すぎなきゃ…と思う。 出すぎた杭の先輩はとてもかっこいい。私はちょっと出る事ぐらいしか出来んで苦しむ。 そして、今じゃちょっとも出てない? 映画「ドイツ・青ざめた母」が観たい。 美輪明宏 よ…

7月に読んだ本

小説 『ふしぎな図書館』 村上春樹 佐々木マキ 講談社 『ミッキーマウスの憂鬱』 松岡圭祐 新潮社 『楽しい犯罪』 佐野洋 新潮文庫 『きらきらひかる』 江國香織 『ロマンス小説の七日間』 三浦しをん 角川文庫 『帰れぬ人々』 鷺沢萌 文春文庫 『バッテリー…

フェミニズムはだれのもの? (Z会ペブル選書 (5))作者: 松井やより出版社/メーカー: 増進会出版社発売日: 1998/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

フェミニズム関係の入門書。 フェミニストからは、ちょっと反論したくなるようなものもある、が、それはそれで許容できるようにならなきゃ、フェミニズムとはいえないな。 だって、フェミニズムって「人間が、性別、国籍、生まれ、身体的条件、精神的条件、…

オンナ泣き作者: 北原みのり出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2001/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (7件) を見る

同情できないのは、クリトリスは「オトコ」を利用しないから。クリトリスが権力で「ペニス」を利用した歴史がないから。一方、ペニスは「ヴァギナ」を必要としてきた。快感のためだけではなく、射精のためだけでなく、「エロティシズム」のために、「ヴァギ…

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (763件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 230回この商品を含むブログ (553件) を見る

「春の熊くらい好きだよ」 「春の熊?」と緑がまた顔を上げた。「それ何よ、春の熊って?」「春の野原を君が一人で歩いているとね、向こうからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い子熊がやってくるんだ。そして君にこう言うんだよ。『今日は、お…

小説 『姫君』 山田詠美 文春文庫 『ドールハウス』 姫野カオルコ 角川文庫 『見張り塔からずっと』 重松清 新潮文庫 『バカさゆえ…。』 姫野カオルコ 角川文庫 『ココデナイ ドコカ』 島村洋子 祥伝社 『夢にも思わない』 宮部みゆき 角川文庫 『パイロット…

姫君 (文春文庫)作者: 山田詠美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/05/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (71件) を見る

そうか。不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を現さない。 なるほど。こうして、聖一、麻子に快感を与えているのか、と僕は思った。これでは、セックスの出番などない筈だ。 …

小説 『月魚』 三浦しをん 角川書店 『愉楽の園』 宮本輝 文春文庫 『サマータイム』 佐藤多佳子 新潮文庫 エッセー 『百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海』 五木寛之 講談社 詳しくはBOOKLOGへ!

サマータイム (新潮文庫)作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/08/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 35回この商品を含むブログ (99件) を見る

毎度良い本を書く、児童文学の佐藤多佳子。 昔読んで、すごくすごく泣いた。中学生ごろ? 特に9月の雨が好きだったかな? 大人になって読んだら、そうでもなかった。でも、今ただ、感受性が弱いだけなのかも? 今回読んでよかったのは、「ホワイト・ピアノ…

愉楽の園 (宮本輝全集)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1992/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

久々の宮本輝本。 「<私は、自分たちの恋をさまたげていたものが、実に無意味で取るに足らないものだったことに、つまり、こけおどしに過ぎなかったことに気付いたのです。恋をする限りは、そしてその恋について考える場合は、ありきたりの意味での幸福とか…

月魚 (角川文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/05/25メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 75回この商品を含むブログ (162件) を見る

久々の三浦しをんの小説はとっても三浦しをんの趣味が出ていた。 =男同士の恋愛。 まぁ、それはそれで良いとして、流れる空気観はやっぱり好きです。 でも『私が語りはじめた彼は』ぐらいな作品を読みたいものです。

小説 『美女の不幸』 遥洋子 筑摩書房 『姫君』 山田詠美 文春文庫

姫君 (文春文庫)作者: 山田詠美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/05/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (71件) を見る

かなり久々に本を読んだ。 かなり久々に。 だからだろうか? しっくりこない。 言ってる内容にはとっても共感というか、感嘆。 でもなんだか入ってきにくい。これは、久々に本を読む私のせいだろうか? それとも合わないだけ? また、リベンジしましょう。 …

美女の不幸作者: 遙洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見る

4月第一冊目。 遥洋子の新しい本当言う事で読んだのですが、今回はなんと小説仕立てなのでした! エッセイの方が実はいいけど…と思ったが、最初は、でも、後半に行くにしたがって、言ってる事は一緒だし、まぁOKってかんじ。 この本では題名どおり、「美…

小説 『からくりからくさ』 梨木香歩 新潮社 『神様がくれた指』 佐藤多佳子 新潮社 『しゃべれども しゃべれども』 佐藤多佳子 新潮社 『赤毛のアン』 モンゴメリ著 村岡花子訳 新潮社 エッセイ・その他 『ごく普通の在日韓国人』 姜信子 朝日新聞社 『世界…

背中をポンと押してくれる言葉作者: 松原惇子出版社/メーカー: リヨン社発売日: 2004/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

近頃まいってるんです。だからついついこういう本を手に取ります。 こういう啓発?系はどうも押し付けがましかったり、イヤにやさしかったりとか、そういうのが嫌なものが多いのだが、これは良かった。 全体に受ける感じではなく、なんだか強気な発言が多い…

 赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)作者: ルーシー・モード・モンゴメリー,掛川恭子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/15メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 42回この商品を含むブログ (42件) を見る

えぇ、そりゃあもちろん「いまさら」って感じですよ。でも、いまさら読んだんです。えぇ。 で、良かったんです。 知らなかった。やっぱり良いとされている本は一度読んでおくべきですねぇ…。 特に今の気分にぴったりだったのです。 これから就職しようとする…