憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657)作者: 井筒和幸,木村裕一,黒柳徹子,辛酸なめ子,中村哲,半藤一利,松本侑子,美輪明宏,森永卓郎,吉永小百合出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (64件) を見る

 憲法前文と9条は美しい。
と、改めて読んで思った。
 特に前文には感動した。

 日本国民は、〔中略〕政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、〔中略〕恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。〔後略〕

 久しぶりに読んだこの手の本。
とても面白かった。 特に中村哲美輪明宏姜尚中松本侑子
いつも思うけど、美輪明宏はすばらしい。
冷たい厳しさのある文章を書くけれど、だけど根っこの熱さとか温かさとかが伝わってくる。
戦争なんていらない。
泣けるよ。 変える必要なんてない。