美女の不幸作者: 遙洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見る
4月第一冊目。
遥洋子の新しい本当言う事で読んだのですが、今回はなんと小説仕立てなのでした!
エッセイの方が実はいいけど…と思ったが、最初は、でも、後半に行くにしたがって、言ってる事は一緒だし、まぁOKってかんじ。
この本では題名どおり、「美女の不幸」について書かれている。
これを読んで知ったのは、私は美女じゃないんだなぁ。ってこと。
美女は、美しさを売りにしている女は、「きれい」とかいわれるとひく、って。
私は全くひきません。 むしろ嬉しい。 そっか、・・・。
内面を見てくれない、内面で選ばれたのではないのだろうという不安、というのは良く分かった。
どうせ外見から入ったンやろ?
私の見てくれがいいからすきなんやろ? と、自暴自棄になる事はわかる。
でも、やっぱりきれい、かわいいといわれたい私は、本当の美女ではないのだろう。 I Know but...
できる女を目指した段階で、かわいい女を選ばなかったのだ。
立派に独り立ちできた時点で、妥協してまで誰かを必要としなきゃいけない人生を、捨てたのだ。
がんばったら、全てが手に入るのではない。
がんばると決めた日から、私たちは欲しいものを一つ選択するたびに、もう一つの優先順位を下げたのだ。
それらの事を自覚せず、かわいげのある女の周りにあるものを、未練たらしくいつまでも振り返っては嘆いてはいないだろうか。
だが、ないものばかりに目を向けるのではなく、「えらばなかった」と自覚すれば、自分が選んできた自由の大きさに気付けるのではないか。
そう思って生きれれば、本当に怖いものはない!
忘れない!この言葉。