光ってみえるもの、あれは作者: 川上弘美出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/09/10メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (58件) を見る

川上弘美は好き。
だけど、ちょっとこれは微妙。

だけど、やっぱり主人公の悩みや、性格や、共感すること多く…。


昨日「アイデン&ティティ」を観て、麻生久美子演じる彼女のようになりたいようで、なりたくないと思う。
その彼女と、この小説の彼女 平山水絵は似ていると思った。

落ち着いていて、望んでいないように見え、淡白に見える。
だけど、本当は彼女のほうが彼を思って、おさえてるって状態。
かっこいいね。辛いけど。わかる気がする。
そんななんか大人で、素敵な女にもなりたい。ようで、でも愛されてると実感しつつ生きるほうも選びたい。。。


たわむれるための言葉ではない言葉を使うことって、けっこう、つらい。

なるほど、合宿って、だから辛いんだ。
と、気付かされた一文。

こうやって、自分の思いを言葉にしてくれる、だから本て、素晴らしい。
言葉にしてくれると、心に整理がつきやすい。
そうすると、先が見える。光が見える。
だから、本を読む。